何もしてないのにガラスが割れた！？

何もしてないのに突然ガラスにヒビが・・・びっくりしますが、ホラー現象ではありません。
突然ガラスが割れる現象の多くは、熱割れという現象です。これは残念ながら、新しいガラス、新しい家、ペアガラスなどでも起こる現象で、自然現象に起因するものとして補償対象外となってしまいますのでご注意ください。

何故突然割れるのか、その理由は、簡単に言うとガラスの熱による膨張が原因です。ガラスは熱により体積が膨張します。通常の気温などでは問題ありませんが、極端に熱を加えると、その部分だけが膨張してしまいます。サッシ枠内は膨張しないため、その圧力差によってガラスに亀裂が入ってしまうというわけです。

どんな場合に起こるかというと、夏場の直射日光と部屋の中をエアコンで極端に冷やした場合や、遮光カーテンなどで特定のガラス面だけを集中的に熱をかけてしまった場合や、逆に冬の寒い日に暖房をガラスに当たる角度でつけてしまった場合など、さまざまな複合要因により割れてしまうものです。

当店でも、時々お客様からご相談いただきます。まだ新しいのに、断熱性の高いガラスなのに割れた！となると納得できないのもよく理解できますが、残念ながら割れたものはガラスを交換するしか対処の仕様がありません。

熱割れを起こさないためには、ガラスの一部に極端に熱がかかる状況をさけて使用しましょう。エアコンの風が直接ガラスに当たっていませんか？直射日光と遮光カーテンでガラスが極端に熱くなる状態になっていませんか？日当たりの良いガラスにシールや遮熱フィルムを貼っていませんか？暖房器具の場所は大丈夫ですか？

夏場の熱割れ減少を防ぐために有効なのが、アウターシェードです。ガラスの外側で直射日光を遮り、夏場の日差しからガラスを守ります。

ガラスの亀裂は放っておくと徐々に広がって危険ですので、是非早めにガラス交換をお勧めいたします。